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フレンチブルドッグってどんな犬?特徴や性格・飼い方を紹介!

1. フレンチブルドッグってどんな犬?特徴は?

フレンチブルドッグは、大きい頭と耳、短いしっぽが特徴的です。大きな立ち耳は、「バット・イヤー(コウモリ耳)」と呼ばれています。フレンチブルドッグは日本国内で人気犬種ランキング上位に入る犬種で、近年アメリカでも特に人気です。

フレンチブルドッグは鼻が短く、いびきをかきやすい短頭種です。短頭種はがに股の体型で股関節に負担がかかるため、散歩や運動はしすぎないように注意する必要があります。フレンチブルドッグの飼い方としては、暑さ・寒さに弱いため、室内飼いでエアコンなどを使い温度管理をするのがポイントです。

フレンチブルドッグの大きさ

フレンチブルドッグの大きさは、体高がオスで約27〜35cm、メスで約24〜32cmです。体重はオスが約9〜14kg、メスが約8〜13kgとなります。小さいサイズでも、筋肉質でしっかりとした骨格をしています。

フレンチブルドッグの被毛

フレンチブルドッグの被毛は、短毛で柔らかい毛質です。抜け毛は多いため、適度なブラッシングが必要です。フレンチブルドッグの毛色にはいくつか種類があり、代表的な毛色は以下の通りです。

  • フォーン…やや褐色の茶系
  • パイド…ホワイトがベースで、部分的に黒い模様がある
  • ブリンドル…全身がほぼブラックで、少し褐色などの色が入っている
  • クリーム…全身が淡い白色

フォーンで顔が黒い場合はブラックマスク、パイドで白に茶が入っているとハニーパイド、ブリンドルで縦に模様があるとタイガーブリンドルと呼ばれています。

1-1. フレンチブルドッグの性格

フレンチブルドッグの性格は、明るくて人懐っこく、甘えん坊です。抱っこされて人肌に触れることに幸せを感じます。人間との遊びが好きで賢いため、教えれば難しいトレーニングも可能です。しかし、途中で飽きてどこかへ行ってしまう、急に眠ってしまうなど自由奔放さもあります。また、無駄吠えはほぼないものの、興奮しやすい面があるため、指示で落ち着くようにしつけるのが大切です。

フレンチブルドッグは、オスとメスで性格に大きな違いはありません。小さな違いだと、オスは散歩が好きで甘えん坊、縄張り意識が強い傾向にあります。上下関係を明確にしたいという潜在意識から、同性に吠えることがあります。メスは、オスよりもさっぱりとした性格です。急に散歩を拒否するなどマイペースな面があるものの、無駄吠えはほぼありません。

1-2. フレンチブルドッグのルーツ・歴史

フレンチブルドッグの祖先は、ローマ帝国時代のモロシア犬と言われています。19世紀後半の産業革命の時代になると、イギリスで生まれたイングリッシュブルドッグがフランスに持ち込まれました。パリのブリーダーによって交配が重ねられ、フレンチブルドッグが生まれました。

イングリッシュブルドッグには、中国から連れてきて大流行したパグの血が入っています。イングリッシュブルドッグから派生したフレンチブルドッグの愛らしい顔は、パグの影響を受けたものと言えます。

2. フレンチブルドッグの平均寿命

フレンチブルドッグの平均寿命は、2019年度の時点で11.2歳です。小型犬の平均寿命は14.4歳なので、データ上においてはフレンチブルドッグの平均寿命はやや短い傾向にあるでしょう。参考として、柴犬の平均寿命は14.8歳、ミニチュア・ダックスフンドは14.9歳、シー・ズーは13.9歳となっています。

3. フレンチブルドッグを飼う際のポイント

フレンチブルドッグの一般的な月々の飼育費用は、約8,000円です。内訳は、下記の通りです。

  • 食事代…約3,000~4,000円
  • 消耗品や飼育グッズ代…約3,000〜4,000円

また、医療費は年間で約3万〜4万円、ペット保険は年払いで約3万円になります。

ここでは、フレンチブルドッグのしつけやお手入れ・ブラッシング、食事で注意するポイントを紹介します。

3-1. しつけ編

犬が集中できるのは約10〜20分です。フレンチブルドッグは頑固な面もあるため、1回のしつけに長い時間をかけても言うことを聞いてくれるわけではありません。フレンチブルドッグのしつけは、1日2〜3回に分けて1回10分ほどにしましょう。

フレンチブルドッグのしつけは、大げさなくらいに褒めるのがポイントです。声のトーンを上げて、笑顔で褒めてあげましょう。

嚙み・吠え・トイレ等のしつけでお困りの際は、是非ペットの家庭教師(運営会社:株式会社企画/海)をご利用ください。
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3-2. お手入れ・ブラッシング編

フレンチブルドッグは、短毛種でカットする必要はありません。しかし、ダブルコートという毛の特徴から、抜け毛が多い犬種です。毛が生え変わる換毛期の春と秋は、特に毛が抜けやすくなるので、こまめなお手入れで通気性をよくして皮膚トラブルを予防しましょう。

フレンチブルドッグのブラッシングは、基本的に毎日行います。お散歩の後などに5分ほどブラッシングするのもおすすめです。ブラッシングには、ラバーブラシと獣毛ブラシを使います。フレンチブルドッグの魅力の1つである顔のシワは、シワとシワの間に汚れがたまりやすくなっています。顔の汚れを放っておくと悪臭や皮膚疾患の原因になるため、食事や散歩の後などにしわの間を拭いてケアしましょう。

3-3. 食事編

フレンチブルドッグは、他の犬種と比べて食欲旺盛です。食べ残しが入ったゴミ箱をあさることもあり、注意が必要です。フードを多く与えると肥満になるため、しっかりと食事管理を行いましょう。フレンチブルドッグは食欲旺盛ではあるものの、好きな食べ物しか食べない場合があります。嫌いな食べ物や、食べたことがない食べ物は、そっぽを向いて拒否することもあります。

フレンチブルドッグに食べさせてはいけない果物は、ブドウ、レーズン、プルーン、アボカド、ドライフルーツやフルーツ缶詰です。リンゴやバナナなど食べられる果物の場合は、皮や種を必ず取り除きます。果物アレルギーがあるフレンチブルドッグもいるため、初めて果物を食べる際は少しずつ与えます。

食べた後に嘔吐や下痢、発疹、元気がないなどの症状が出た時は、早めに動物病院を受診しましょう。

4. フレンチブルドッグがかかりやすい疾患や遺伝病

フレンチブルドッグがかかりやすい疾患は、「膿皮症・細菌性皮膚炎」「アレルギー性皮膚炎」「潰瘍性(かいようせい)角膜炎」などです。

ここでは、フレンチブルドッグがかかりやすい疾患の中でも多い「軟口蓋過長症」「脳腫瘍」「耳血腫」と遺伝病について紹介します。

フレンチブルドッグがかかりやすい疾患
軟口蓋過長症

軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)とは、軟口蓋が正常よりも長いことで呼吸が妨げられる呼吸器系の疾患です。

軟口蓋とは、口腔内の上側の天井部(硬口蓋、こうこうがい)から後方にのびた柔らかい部分です。高齢での治療は反応が悪い傾向にあるため、約1〜3歳の若齢での治療が勧められています。

脳腫瘍

犬の脳腫瘍とは、脳に発生した腫瘍の総称です。犬の脳腫瘍は「原発性脳腫瘍」と「二次性脳腫瘍」に分けられます。

原発性脳腫瘍は、最初に腫瘍が発生したのが脳だったものです。一方で、二次性脳腫瘍はほかの部位から転移・浸潤(しんじゅん)した腫瘍であった場合に診断されるものとなります。

耳血腫

犬の耳血腫(じけっしゅ)とは、一般的に耳と称される耳介(じかい)の軟骨内に血液がたまって風船のように膨れる病気です。耳血腫は、熱感や痛みがあり、発症すると不快感があります。

耳血腫は、基本的には耳介に強い衝撃が加わり、軟骨から出血することが原因です。元々犬に外耳炎(がいじえん)などの病気があり、かゆみや不快感で耳をかく、頭を振るなどして強い衝撃が加わり、耳血腫を発症するケースが多くあります。

耳血腫は治療しないままでいると、耳介が縮れる、耳介の内側がこぶ状になるなど耳介が変形する病気です。

フレンチブルドッグがかかりやすい遺伝病
変性性脊髄症(DM)

変性性脊髄症(DM)とは、麻痺が進行することで、最終的に呼吸不全で死に至る慢性の神経疾患です。

麻痺は後ろ足から始まり、前足まで進行すると起き上がれなくなって失禁もするようになります。

発症時期は約8〜11歳で、およそ半年〜3年かけて進行します。麻痺はあるものの、痛みがありません。麻痺が後ろ足でとどまっている時期は、食欲や元気さに対して影響は見られません。

アニマルラインでは、全頭遺伝病DNA検査を実施し、検査通過のワンちゃん・ネコちゃんのみお迎えすることができます。
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