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2022.04.11 子犬コラム

飼いやすい犬の種類とは?初心者向け犬種の特徴も解説

飼いやすい犬の種類とは?初心者向け犬種の特徴も解説

「犬を飼いたい」と思っても、今まで犬を飼った経験がない場合、どのように選べばよいのか分からない人もいるでしょう。具体的な知識や情報のないままイメージだけで選んでしまうと、自分に合った犬を選べず、人にとっても犬にとっても好ましいケースになりません。

犬はそれぞれ犬種によって特徴が違い、中には初心者でも飼育しやすい種類もあります。この記事では、初めて犬を飼う人でも飼いやすい犬の選び方や犬種、飼い方のポイントを紹介します。

 

1.飼いやすい犬の選び方のポイント3つ

今まで犬を飼ったことがない初心者にとって飼いやすい犬の条件は「温厚な性格」「お手入れがしやすい」「健康で丈夫」の3つです。

●温厚な性格の犬を選ぶ

性格が温厚な犬は人懐こくて落ち着いており、吠えたり噛んだりする心配がそれほどないため、子供がいても安心して飼うことが可能です。ほかの犬や飼い主以外の人間にも、比較的フレンドリーにコミュニケーションができます。そのため、来客があってもトラブルが少なく、散歩も気軽に楽しめるでしょう。

●お手入れしやすい犬を選ぶ

匂いや抜け毛の少ない犬は、比較的お手入れしやすいことが特徴です。抜け毛が多い犬種はダブルコートと言われる犬種になり、春と秋の換毛期にはごっそりと毛が抜け落ちます。抜け毛が少ないとされるシングルコートの犬種は、代わりにトリミングの必要がありますが、トリミングはサロンに任せることもできます。自分でお手入れするのか、トリミングサロンに連れて行くのか、どちらが自分にとってお世話の負担がないか、よく考えましょう。

●健康で丈夫な犬を選ぶ

犬には不適切な交配による犬種特有の遺伝性疾患が存在します。ミニチュアダックスフンドの椎間板ヘルニアの多さなどは、その代表例です。生涯にわたって治療が必要となる病気も少なくないため、信頼できる業者やブリーダーから犬を迎えることが大切です。

 

2.飼いやすい犬種5選|特徴・飼い方のポイントも

飼いやすさは、性格・お手入れのほかにも、しつけのしやすさや必要な散歩の回数・時間によって変わります。ここでは、犬をこれまで飼ったことのない人でも比較的飼いやすい初心者向きの犬種を5つ紹介します。それぞれの特徴や育て方のポイントも理解しておきましょう。

 

2-1.キャバリア

キャバリアは、社交的で明るく人懐こい性格で、子供やほかのペットとも仲良くなりやすい、理想的な家庭犬です。垂れ耳と大きな目が特徴的で、イギリス王室由来と言われるだけあり、優雅な佇まいを誇ります。

被毛はストレートとウェーブの2種類があります。トリミングは不要ですが、毎日のブラッシングに加えて月2回のシャンプーが必要です。愛玩犬でありながらも狩猟犬を祖先に持ち、活動量は多めであるため、散歩は1日2回30分ほど行うのが理想的と言われています。

また、コミュニケーションを好むという性格から、スキンシップが不足するとストレスを抱えることがあります。いつも気にかけてあげるようにしましょう。しつけする際は、賢く素直な性格のため大きな声で叱るのではなく、遊びながら褒めることをおすすめします。

 

2-2.トイプードル

トイプードルは、フレンドリーな性格で、比較的賢くしつけのしやすい犬種です。犬特有の体臭が少なく、抜け毛もあまりないため、初心者向けと言えます。その飼いやすさから多頭飼いする人も多く、ぬいぐるみのような愛らしい見た目が人気です。

抜け毛はないものの毛玉になりやすく、1か月に1回ほどのトリミングと毎日のブラッシングが必要です。特にトイプードルは皮膚疾患にかかりやすいため、ブラッシングを通して皮膚状態を習慣的にチェックすることが大切です。

また、散歩は短時間でも毎日行う必要があります。可愛いからと甘やかすとワガママに育ち要求吠えをする可能性があるため、きちんとしたしつけが重要です。

 

2-3.ポメラニアン

ポメラニアンは、感情表現が豊かで好奇心旺盛な人懐こい性格です。必要とする運動量が少なく、散歩は1日2回の10~15分程度で十分であるため、室内犬として最適な犬種と言われています。ダブルコートの犬種で抜け毛が多く、毎日のブラッシングは欠かせません。

飼い主への愛情と忠誠心が強い分、寂しがり屋の一面もあるため、飼い主と離れることが基本的には苦手です。一匹で留守番させる場合は、あらかじめトレーニングしましょう。まずは犬用ケージやサークルに慣らすことから始め、徐々に一匹で過ごす時間を増やしていく無理のない訓練が推奨されます。

また、活発な性格ですが、骨が細く骨折をしやすい傾向にあります。「高い場所に登らせない」「フローリングの床を滑りにくくする」などの対策を取り入れるようにしましょう。

 

2-4.フレンチブルドッグ

フレンチブルドッグは、大らかで明るく時にワンパクな性格が特徴の犬種です。コウモリが羽を広げた形に似ていることから「バットイヤー」と呼ばれる大きな耳と、がっしりとした体格、短頭種特有の鼻の短いチャーミングな外見が人気となっています。

尻尾が短いため、ほかの犬のように尻尾を振って感情表現をすることはできません。ストレスでいたずらをすることもあるため、飼い主が表情から気持ちを読み取ってあげましょう。

トリミングの必要はありませんが、顔のしわに汚れがたまりやすく、汚れをこまめにタオルで拭き取る必要があります。また、鼻が短いために呼吸がしにくく体温調節が苦手です。高温多湿の日本の気候はフレンチブルドックにとって負担が大きく、特に夏場はこまめに呼吸や健康状態のチェックが大切です。

 

2-5.シーズー

シーズーは、穏やかさと活発さの両面を持つ、賢くてしつけのしやすい犬種です。1人遊びが得意な犬が多く、散歩は1日30分程度行うとよいと言われているため、日中家を空けがちな共働きの家庭でも飼いやすいでしょう。

毛色は、2色からなるパーティーカラーと1色のソリッドカラーがあります。抜け毛は少ないですが、長く美しい被毛を持つため、ブラッシングは毎日欠かせません。散歩中も長い毛が枝に絡まったり汚れたりしないよう注意する必要があります。長い毛が悩ましい場合は、サロンでカットしてもらうことができます。

また、目が大きいため涙が出やすく、垂れ耳で耳の中の湿度が高いことから、目元のケアと耳掃除も必要です。頭はいいものの、甘やかすとワガママな犬に成長することがあるため、適切なしつけも行いましょう。

 

3.初心者必見!良い子に育てるポイント2つ

穏やかで賢く周囲とトラブルを起こさない「良い子」に育てるためには、犬種による特徴や犬の性格を踏まえた上で育てることが大切です。特に、下記の2点は意識しましょう。

●感情的に叱らない

大きな声を出して叱ることは、しつけとして好ましくありません。犬が大きな声自体に驚いて恐怖を感じ、その気持ちから人に吠えたり噛んだりする問題行動につながります。犬のいたずらに対してはできるだけ叱らず、反応しないほうが効果的です。そうすると「いたずらではかまってもらえない」と学習し、徐々に問題行動が減るでしょう。

●散歩を忘れない

必要な運動量が少ない室内犬や、1人遊びが得意な犬でも散歩は大切です。散歩には健康維持のほか、「外を走り回りたい」という犬の本能的な欲求を満たす一面もあります。ただ歩くだけでなく、飼い主との玩具遊び、ほかの犬とのコミュニケーションなどのバリエーションを持たせ、犬にとっての満足度をアップさせましょう。

飼いやすい犬種を選んだとしても、一匹一匹の犬にはそれぞれ個性があります。家族のライフスタイルによっても「飼いやすさ」の定義は変わってくるため、自分たちの生活なども考慮しながら犬を迎えましょう。

 

まとめ

犬を初めて飼う際は、性格・お手入れ・健康を基準に選ぶことがポイントです。初心者でも比較的飼いやすい犬種には「キャバリア」「トイプードル」「ポメラニアン」「フレンチブルドッグ」「シーズー」などが挙げられます。犬を迎えた際は、感情的に叱ることはせず、散歩を通してコミュニケーションを取りましょう。

愛犬がいる幸せな暮らしを実現するためには、まず信頼できる業者やブリーダーを探すことが重要です。アニマルラインでは、犬を飼いたい人と里親を探している人・ブリーダーとのマッチングをサポートしています。