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犬のおとなしさや穏やかさは、それぞれの性格や育て方にも影響されますが、選ぶ犬種によって大きく左右されます。犬をペットとして迎えたいと考えている方の中には、おとなしい犬と家族になりたいと希望される方も多いのではないでしょうか。
この記事では、犬を飼う前に知っておきたい、穏やかな性格の犬種を5つご紹介します。おとなしい性格に育てるためのヒントも3つご紹介するので、新しい家族となる犬選びと、犬を自宅へ迎えてからの参考にしてください。
目次
おとなしい犬とは、凶暴性が少なく、飼い主をはじめ周りの人や犬に対しておおらかで優しく接することのできる犬を指します。穏やかな性格の犬を飼うと、小さいお子さんや高齢者のいるご家庭でも安心して生活できることがメリットです。
近年ではマンションでペットを飼う人も増加していますが、ペットによるマナートラブルも増えています。実際、マンションのマナートラブルのうち18.1%はペット飼育によるものとして報告されています。おとなしい性格の犬であれば、マンションであっても隣近所を気にすることなく飼うことができるのも、嬉しいポイントです。
(出典:国土交通省「平成30年度マンション総合調査結果)
犬の性格は、生まれつきの特徴など先天的な要因と、環境や育て方などの後天的な要因の両方によって決まることも多い一方で、犬種による影響も大きいと言えます。
ここでは、先天的な性格が比較的穏やかでおとなしい、ファミリー向けの人気犬種を、5つご紹介します。
丸顔でお目目クリクリの見た目の可愛さと、賢さから日本で大人気の犬種「トイプードル」の特徴をご紹介します。
トイプードルは、社交的で賢く、おとなしい性格の犬種です。愛玩犬でとても温厚なため、飼い主はもちろん、他の人や他の動物とも仲良く接することができます。パピー期は元気いっぱいですが、大人になるにつれて落ち着きが出てきます。
巻き毛のため毛が落ちにくく、アレルギーなどが心配な家庭でも育てやすいのが特徴です。体がとても小さいため、室内犬向きです。
ゴールデンレトリバーは、盲導犬や聴導犬、警察犬としても採用されるほど、人間と信頼関係を築くことが得意な犬種です。
オス:56〜61cm
メス:51〜56cm
オス:29〜32kg程度
メス:25〜27kg程度
ラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーなどのレトリバー種は狩猟犬のため、忠誠心が高く穏やかな性格の犬種です。人間が大好きで人懐っこいため、コンパニオンドックとして親しまれています。子どものいたずらにも怒ることなく、忍耐強く優しい態度で接してくれるでしょう。とても温厚で学習能力も運動能力も高く、世界中で愛されています。ただし、耳が垂れていて蒸れやすいため、外耳炎に注意が必要です。
愛嬌たっぷりな見た目で人気なパグも、日本国内で人気の高い犬種です。
パグは、陽気で社交性の高い犬種です。人懐っこい性格で、初対面の人にもすぐになつきます。活発さも持ち合わせているものの、基本的にはあまり吠えず、静かに過ごすことを好みます。
マイペースで頑固な一面もあるため、しつけに気を付ければ、穏やかで優しい性格に育てることができるでしょう。また、皮膚を清潔に持たないと皮膚トラブルになりやすいため、ペット保険に加入しておくと安心です。
シーズーは、カラーバリエーションが豊富で、ロングコートの美しさが人気の犬種です。
シーズーは、家族だけでなく、他の犬とも仲良くできる、とても明るい性格の穏やかな犬種です。運動量が比較的少なく、室内で過ごすことを好みます。一方で、社交的で活発な性質も持ち合わせているため、子どもたちと過ごすことに適していると言えるでしょう。
バセンジーは吠えないことで有名な犬種です。
オス:43cm
メス:40cm
オス:11kg程度
メス:9.5kg程度
バセンジーは、とても穏やかな性格の犬種で、あまり吠えないことが特徴です。日本の住宅事情にマッチしていると言えるでしょう。見慣れない人や犬に対しては警戒し、なつくまでに少し時間がかかりますが、一度信頼した相手には愛情深くて従順です。
相手を警戒する際も吠えるのではなく静かな声で唸るため、近所に迷惑がかかることはほとんどありません。また、バゼンジーは発情期が1年に1回しかない珍しい犬種です。とても大人しく飼いやすい犬種ですが、警戒心の強さから、多頭飼いには向いていません。
どれだけ穏やかでおとなしいタイプの犬種であっても、育て方によって性格が攻撃的になったり、よく吠えるようになったりしてしまうケースがあることも事実です。穏やかな性格の成犬に育てたい場合は、工夫が必要です。
ここでは、穏やかな犬に育てるために、特に重要なポイントを3つ紹介します。
穏やかでおとなしい性格の犬に育てるためには、人間側も常に穏やかな態度で接することが大切です。大声で感情をぶつけることは、犬にとってもストレスとなり、問題行動が悪化する可能性があります。また、恐怖心から何に対して叱られているのか理解できなくなってしまい、叱る効果がありません。
叱る必要がある時には、声のトーンを落とし「No」「ダメ」「いけない」など、短い単語で理解しやすく、冷静に叱りましょう。悪い行動をした直後に叱ることが大切です。
穏やかな姿勢で接すると、犬も冷静に受け入れることができるため、悪い行動について徐々に理解し改善できるようになるでしょう。
ストレスは、犬の性格に大きく影響する要因の1つです。ストレス要因を取り除く工夫をすることで、おとなしく穏やかな犬に成長する可能性が高まります。犬にとってのストレスは次の3つに分類されます。
穏やかな性格であったとしても、運動不足や愛情不足、環境が合わない、食事が足りないなどのストレスを感じると、神経質な犬に成長してしまいます。神経質な犬は吠えたり、攻撃的になったりして、育てにくいと感じることが多くなるでしょう。犬の表情や行動、体調をしっかりと観察し、犬のストレスの原因となっているようなものは取り除いてあげる必要があります。
また、犬はとても寂しがりやなので、家を留守にしがちな場合は、帰宅時に一緒に遊んであげる時間を作ったり散歩に出かけたりと、ストレスを取り除く環境を準備しましょう。ストレスなく満たされた状態を維持すれば、おとなしく穏やかな性格の犬に成長してくれる可能性も高まります。
穏やかな犬に育てるためには、犬同士や人間、音や物との触れ合いを通じて、社会化のトレーニングを行うことが大切です。生後3か月くらいまでに体験したことに対しては順応しやすいと言われているため、子犬のうちに多くの経験をさせてあげましょう。
トレーニングの例
子犬のうちから人間、犬、音や物に慣れさせておけば、物怖じしない穏やかな性格の犬に育てることができるでしょう。
穏やかでおとなしい犬を家族として迎え入れるためには、おとなしい犬の特徴や犬種、穏やかな性格に育てるためのポイントを知る必要があります。犬の性格には先天的な要因と後天的な要因が存在しますが、穏やかな性格を持つ犬を選ぶことで、育てやすい犬に出会える可能性は高まるでしょう。
犬の性格を決定づける後天的な要因としては、育て方や生活環境が挙げられます。飼い主も常に穏やかな態度で接することで、犬の安心感が高まり、おとなしい犬に育ちやすくなります。しっかりと犬の表情や行動を観察して、ストレスを与えないよう、愛情たっぷりに育てましょう。
アニマルラインでは、ブリーダーや里親を探している人と、子犬や子猫をお迎えしたい方とのマッチングをサポートしています。穏やかな性格の犬と出会いたい方も、ぜひご利用ください。
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犬のおとなしさや穏やかさは、それぞれの性格や育て方にも影響されますが、選ぶ犬種によって大きく左右されます。犬をペットとして迎えたいと考えている方の中には、おとなしい犬と家族になりたいと希望される方も多いのではないでしょうか。
この記事では、犬を飼う前に知っておきたい、穏やかな性格の犬種を5つご紹介します。おとなしい性格に育てるためのヒントも3つご紹介するので、新しい家族となる犬選びと、犬を自宅へ迎えてからの参考にしてください。
目次
1. おとなしい犬とは?性格の特徴を解説
おとなしい犬とは、凶暴性が少なく、飼い主をはじめ周りの人や犬に対しておおらかで優しく接することのできる犬を指します。穏やかな性格の犬を飼うと、小さいお子さんや高齢者のいるご家庭でも安心して生活できることがメリットです。
近年ではマンションでペットを飼う人も増加していますが、ペットによるマナートラブルも増えています。実際、マンションのマナートラブルのうち18.1%はペット飼育によるものとして報告されています。おとなしい性格の犬であれば、マンションであっても隣近所を気にすることなく飼うことができるのも、嬉しいポイントです。
(出典:国土交通省「平成30年度マンション総合調査結果)
2. 穏やかでおとなしい性格の犬種5選
犬の性格は、生まれつきの特徴など先天的な要因と、環境や育て方などの後天的な要因の両方によって決まることも多い一方で、犬種による影響も大きいと言えます。
ここでは、先天的な性格が比較的穏やかでおとなしい、ファミリー向けの人気犬種を、5つご紹介します。
2-1. トイプードル
丸顔でお目目クリクリの見た目の可愛さと、賢さから日本で大人気の犬種「トイプードル」の特徴をご紹介します。
トイプードルは、社交的で賢く、おとなしい性格の犬種です。愛玩犬でとても温厚なため、飼い主はもちろん、他の人や他の動物とも仲良く接することができます。パピー期は元気いっぱいですが、大人になるにつれて落ち着きが出てきます。
巻き毛のため毛が落ちにくく、アレルギーなどが心配な家庭でも育てやすいのが特徴です。体がとても小さいため、室内犬向きです。
2-2. ゴールデンレトリバー
ゴールデンレトリバーは、盲導犬や聴導犬、警察犬としても採用されるほど、人間と信頼関係を築くことが得意な犬種です。
オス:56〜61cm
メス:51〜56cm
オス:29〜32kg程度
メス:25〜27kg程度
ラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーなどのレトリバー種は狩猟犬のため、忠誠心が高く穏やかな性格の犬種です。人間が大好きで人懐っこいため、コンパニオンドックとして親しまれています。子どものいたずらにも怒ることなく、忍耐強く優しい態度で接してくれるでしょう。とても温厚で学習能力も運動能力も高く、世界中で愛されています。ただし、耳が垂れていて蒸れやすいため、外耳炎に注意が必要です。
2-3. パグ
愛嬌たっぷりな見た目で人気なパグも、日本国内で人気の高い犬種です。
パグは、陽気で社交性の高い犬種です。人懐っこい性格で、初対面の人にもすぐになつきます。活発さも持ち合わせているものの、基本的にはあまり吠えず、静かに過ごすことを好みます。
マイペースで頑固な一面もあるため、しつけに気を付ければ、穏やかで優しい性格に育てることができるでしょう。また、皮膚を清潔に持たないと皮膚トラブルになりやすいため、ペット保険に加入しておくと安心です。
2-4. シーズー
シーズーは、カラーバリエーションが豊富で、ロングコートの美しさが人気の犬種です。
シーズーは、家族だけでなく、他の犬とも仲良くできる、とても明るい性格の穏やかな犬種です。運動量が比較的少なく、室内で過ごすことを好みます。一方で、社交的で活発な性質も持ち合わせているため、子どもたちと過ごすことに適していると言えるでしょう。
2-5. バセンジー
バセンジーは吠えないことで有名な犬種です。
オス:43cm
メス:40cm
オス:11kg程度
メス:9.5kg程度
バセンジーは、とても穏やかな性格の犬種で、あまり吠えないことが特徴です。日本の住宅事情にマッチしていると言えるでしょう。見慣れない人や犬に対しては警戒し、なつくまでに少し時間がかかりますが、一度信頼した相手には愛情深くて従順です。
相手を警戒する際も吠えるのではなく静かな声で唸るため、近所に迷惑がかかることはほとんどありません。また、バゼンジーは発情期が1年に1回しかない珍しい犬種です。とても大人しく飼いやすい犬種ですが、警戒心の強さから、多頭飼いには向いていません。
3. 穏やかでおとなしい性格に育てるための育て方のポイント3つ
どれだけ穏やかでおとなしいタイプの犬種であっても、育て方によって性格が攻撃的になったり、よく吠えるようになったりしてしまうケースがあることも事実です。穏やかな性格の成犬に育てたい場合は、工夫が必要です。
ここでは、穏やかな犬に育てるために、特に重要なポイントを3つ紹介します。
3-1. 大声で叱らず穏やかな姿勢で接する
穏やかでおとなしい性格の犬に育てるためには、人間側も常に穏やかな態度で接することが大切です。大声で感情をぶつけることは、犬にとってもストレスとなり、問題行動が悪化する可能性があります。また、恐怖心から何に対して叱られているのか理解できなくなってしまい、叱る効果がありません。
叱る必要がある時には、声のトーンを落とし「No」「ダメ」「いけない」など、短い単語で理解しやすく、冷静に叱りましょう。悪い行動をした直後に叱ることが大切です。
穏やかな姿勢で接すると、犬も冷静に受け入れることができるため、悪い行動について徐々に理解し改善できるようになるでしょう。
3-2. ストレスを与えないように注意する
ストレスは、犬の性格に大きく影響する要因の1つです。ストレス要因を取り除く工夫をすることで、おとなしく穏やかな犬に成長する可能性が高まります。犬にとってのストレスは次の3つに分類されます。
穏やかな性格であったとしても、運動不足や愛情不足、環境が合わない、食事が足りないなどのストレスを感じると、神経質な犬に成長してしまいます。神経質な犬は吠えたり、攻撃的になったりして、育てにくいと感じることが多くなるでしょう。犬の表情や行動、体調をしっかりと観察し、犬のストレスの原因となっているようなものは取り除いてあげる必要があります。
また、犬はとても寂しがりやなので、家を留守にしがちな場合は、帰宅時に一緒に遊んであげる時間を作ったり散歩に出かけたりと、ストレスを取り除く環境を準備しましょう。ストレスなく満たされた状態を維持すれば、おとなしく穏やかな性格の犬に成長してくれる可能性も高まります。
3-3. 社会化のトレーニングをしっかりと行う
穏やかな犬に育てるためには、犬同士や人間、音や物との触れ合いを通じて、社会化のトレーニングを行うことが大切です。生後3か月くらいまでに体験したことに対しては順応しやすいと言われているため、子犬のうちに多くの経験をさせてあげましょう。
トレーニングの例
子犬のうちから人間、犬、音や物に慣れさせておけば、物怖じしない穏やかな性格の犬に育てることができるでしょう。
まとめ
穏やかでおとなしい犬を家族として迎え入れるためには、おとなしい犬の特徴や犬種、穏やかな性格に育てるためのポイントを知る必要があります。犬の性格には先天的な要因と後天的な要因が存在しますが、穏やかな性格を持つ犬を選ぶことで、育てやすい犬に出会える可能性は高まるでしょう。
犬の性格を決定づける後天的な要因としては、育て方や生活環境が挙げられます。飼い主も常に穏やかな態度で接することで、犬の安心感が高まり、おとなしい犬に育ちやすくなります。しっかりと犬の表情や行動を観察して、ストレスを与えないよう、愛情たっぷりに育てましょう。
アニマルラインでは、ブリーダーや里親を探している人と、子犬や子猫をお迎えしたい方とのマッチングをサポートしています。穏やかな性格の犬と出会いたい方も、ぜひご利用ください。
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