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ポメラニアンってどんな犬?特徴や性格・飼い方を紹介!
目次
1. ポメラニアンってどんな犬?特徴は?
ふわふわとした愛らしいシルエットが魅力のポメラニアンは、初めての人でも飼いやすい犬種です。小さな耳とクリっとした目の可愛さ溢れる顔に癒される人も多いでしょう。
- ポメラニアンの大きさ
-
ポメラニアンの体高は成犬サイズで約18~20cmで、体重は約1.8〜2.3kgです。
ポメラニアンは、性別により体高・体重の差が出にくい犬種です。生後約7~10か月で身体は成熟し、成犬となります。従来は「中型犬」に分類されており、現在は改良され「超小型犬」サイズが主流となっていますが、まれに大きく成長する個体もあります。 - ポメラニアンの被毛
-
ポメラニアンのゴージャスな被毛はダブルコートと呼ばれ、長く粗い直毛の上毛と、柔らかく綿状に密生した下毛で構成されています。
ポメラニアンには多種多様な毛色がありますが、中でもメジャーな色はオレンジ、ホワイト、ブラウンなどです。レッド、ブラック、セーブル、チョコレートなども人気で、2色以上の混色もあります。
1-1. ポメラニアンの性格
ポメラニアンの性格を一言で表すと「活発」です。遊ぶことが大好きな上に好奇心旺盛で、散歩だけでなく室内でも積極的に遊びまわります。忠誠心も兼ね備えているため良き家族の一員となってくれるでしょう。
一方で、用心深く吠えやすいという一面から、番犬として飼われることもあります。慣れない人や環境では、警戒心から吠え続けることもあるため、小さいうちから人や他の犬に慣れさせるなどの配慮が必要です。
1-2. ポメラニアンのルーツ・歴史
ポメラニアンの祖先は、ジャーマン・スピッツやサモエドというソリ犬として活躍する犬種とされています。1800年代にポーランドとドイツの国境地域であるポメラニア地方で最初に生みだされたことから、その名が付きました。品種改良が行われ、今日のサイズにまで小型化したといわれています。
イギリスのビクトリア女王に愛された犬種として世界的に注目が高まり、番犬にもなる愛玩犬として多くの家庭で飼われるようになりました。日本では、明治初期の高度経済成長期にアメリカから輸入されました。1913年に行われた日本初の犬の展覧会で入賞したことで国内での注目度が高まり、現在に至るまでその愛くるしい見た目から高い人気を誇っています。
2. ポメラニアンの平均寿命
ポメラニアンの平均寿命は13.7歳です。ポメラニアンが属する「超小型犬」の平均寿命は14.4歳で若干平均よりも短いと言えますが、犬全体の中では寿命が長いほうに分類されます。犬種群の平均寿命は、下記の通りです。
犬種群 | 平均寿命 |
---|---|
超小型犬 | 14.4歳 |
小型犬 | 14.4歳 |
中型犬 | 13.4歳 |
大型犬 | 11.5歳 |
ポメラニアンを同じ超小型犬のカテゴリー内で比較すると、下記のようになります。
犬種群 | 平均寿命 |
---|---|
ポメラニアン | 13.7歳 |
トイプードル | 15.3歳 |
チワワ | 13.8歳 |
ヨークシャー・テリア | 13.9歳 |
マルチーズ | 13.4歳 |
3. ポメラニアンを飼う際のポイント
ポメラニアンを飼育するには月々約1万~2万円の費用がかかります。毎日のお世話に使うペット用品の購入はもちろん、定期的なワクチン接種やトリミングも、健康的な生活を送る上では欠かせません。
年間にかかるポメラニアンの飼育費用の内訳は、下記の通りです。
内訳 | 月々/年間の費用 |
---|---|
フード代 | 毎月約3千円/年間約3万6千円 |
ペットシート(トイレシーツ) | 毎月約千~2千円/年間約1万2千~2万4千円 |
その他、ペット用品 | 毎月約2千円/年間約2万4千円 |
トリミングサロン代 | 毎月約4千~5千円/年間約4万8千~6万円 |
ペットホテル代 | 年間約3万円 |
医療費 |
年間約5万円(以下の内訳で算出) 健康診断:年1回約3千円~ 狂犬病ワクチン:年1回約3千円 混合ワクチン:3年に1度約7千円 フィラリア予防(飲み薬):毎月約千~1700円/年間約1万2千~2万円 ノミダニ予防費用(飲み薬):毎月約1700円/年間約2万円 |
合計 | 年間約20万~22万4千円 |
トリミングサロン代や健康診断などの費用は店舗や病院によって異なるものの、ポメラニアンの飼育にかかる年間費用は約20万~22万4千円と考えてよいでしょう。
ここでは、ポメラニアンのしつけやお手入れ、食事に関するポイントを紹介します。
3-1. しつけ編
ポメラニアンは、好奇心の強さや活発さから「甘噛み」や「いたずら」といった行動が出やすく、手を焼く飼い主さんが多いといわれています。歯の生え変わりの時期には噛みごたえのあるおもちゃを与えるなど、人に対する噛み癖がつかないよう工夫しましょう。
慎重で臆病な性格の子の「無駄吠え」に悩まされるケースもあります。特にポメラニアンは甲高い声で吠えるという特徴があるため、近所迷惑になって困っているという声も聞かれます。吠えなかった時に褒める・何かを要求して吠えても無視するといった対策をして「吠えないほうがよい」ということを覚えさせましょう。
嚙み・吠え・トイレ等のしつけでお困りの際は、是非ペットの家庭教師(運営会社:株式会社企画/海)をご利用ください。
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3-2. お手入れ・ブラッシング編
ポメラニアンのお手入れで特に注意したいのは「被毛」です。毛量が多いため被毛が絡まりやすく、特にわきの下や内もも・首回りなどよく動く部分に毛玉ができます。
普段から、スリッカーブラシかピンブラシを使って絡まりをほぐし、全身をコームでくまなくブラッシングして汚れをとってください。また、月に1回はサロンでのトリミングで、シャンプーを含め綺麗に仕上げてもらうのがおすすめです。
春と秋は抜け毛が増える換毛期(生え変わりの時期)を迎えるため念入りにケアをしましょう。夏場には抜け毛で身体が蒸れて、体調不良を起こす可能性もあるため注意が必要です。
3-3. 食事編
ポメラニアンは身体が小さいため、1回の食事で食べる量があまり多くありません。適正体重をキープできるよう、あげすぎ・少なすぎには注意しながら1日2回に分けて与えてください。必要なカロリーの目安は、体重1kgあたり50~110kcalです。ポメラニアンの体重・運動量を加味した上で、適切な食事の量を計算して健康管理をしましょう。
また、「ネギ類(ネギ、玉ねぎなど)」「ブドウ(干しブドウ、果汁も)」「アボカド」などの食べ物は犬にとって有害であり、中毒症状を引き起こす原因になります。有害な食べ物を与えないのはもちろん、誤食することのないよう置き場所にも注意を払ってください。
4. ポメラニアンがかかりやすい疾患や遺伝病
ポメラニアンは他の犬種と比べ、副腎皮質ホルモンの分泌量が高いという特徴があります。ホルモンバランスの影響から、抜け毛や色素沈着、多尿、過食といった症状が見られる「副腎皮質機能亢進症」が起こる場合があります。他にも「皮膚炎」「胃腸炎」など犬種を問わない病気を患うこともあるでしょう。
ここからは、ポメラニアンが特にかかりやすい疾患と遺伝病を紹介します。
ポメラニアンがかかりやすい疾患 | |
---|---|
気管虚脱 | 呼吸時に気管がへこみ酸素を十分に取り込めなくなる呼吸器疾患で、はっきりとした原因は解明されていません。重度になると低酸素症により失神し、死に至るケースもあります。 |
股関節形成不全(亜)脱臼 | 2歳頃までの骨格形成期に、骨に何らかの異常が起きて骨盤の骨と後足の骨が正常に噛み合わなくなる病気です。歩行困難による運動不足が更なる疾患を誘発させるケースもあります。 |
脱毛 | 栄養不足・老化・ストレスなどさまざまな原因から部分的に被毛が抜け落ちる病気です。アレルギーや寄生虫、細菌感染、栄養失調などが原因となって脱毛を引き起こす場合もあります。 |
ポメラニアンがかかりやすい遺伝病 | |
---|---|
高尿酸尿症(HUU) | 尿酸を再吸収する機能が低下する遺伝性の病気です。さまざまな場所に結石ができ臓器の活動に影響を及ぼします。排尿痛・排尿困難といった症状により尿閉塞が起こることも多く、手術による結石除去が必要です。 |
アニマルラインでは、全頭遺伝病DNA検査を実施し、検査通過のワンちゃん・ネコちゃんのみお迎えすることができます。
ポメラニアンをお迎えされる方は、是非アニマルラインをご利用ください。