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猫は、愛くるしい容姿から人気がある動物です。近年のペット需要の増加を受け、新たな家族として猫を迎え入れる人も増えています。しかし、猫ブームが広がる一方で、初めて猫を飼う人にとっては難しいことも多く、飼育放棄などの問題も増えているのが現状です。
そこで今回は、初めて猫を飼い始めるにあたって知っておきたい、飼いやすい猫の特徴を紹介します。また、一般的に育てやすいと言われている猫種を5つ、それぞれの特徴や選び方も解説するため、猫を飼うときの参考にしてください。
目次
これまでに猫を飼ったことがない初心者が飼いやすい猫を選ぶ際は、次のポイントを意識しましょう。
・性別はメスを選ぶ
メス猫はオス猫に比べておとなしく、自立している傾向があります。好みは分かれますが、好奇心旺盛でイタズラ好きな傾向があるオスは手に余ることが多いです。初めて猫を飼うなら、オス猫よりもメス猫を選ぶとよいでしょう。
・短毛の猫を選ぶ
初心者なら、短毛の猫のほうが飼いやすいでしょう。ブラッシングや抜け毛の世話など、お手入れの手間が大きく変わるためです。毛の長さだけではなく、手間をどれだけかけられるかを考えて選びましょう。例えば、毛並みが美しいペルシャ猫は長毛猫であり、お手入れが大変なことでも有名です。なお、いずれにしても抜け毛はあるため、衣服やカーペットに毛がつくことは覚悟しておく必要があります。
・小型の猫を選ぶ
成長してもあまり大きくならない猫のほうが飼いやすいと言われています。大型猫を飼うためには広いスペースを用意する必要があり、抱っこしたり遊んだりするときにかかる負担も大きくなります。特に子猫を飼う際には、成猫がどのくらいの大きさかを把握しておきましょう。
ここでは、猫をこれまでに飼ったことがない、猫初心者でも比較的飼いやすい猫種について紹介します。
猫種によって特徴や育て方のポイントが異なるため、自分の住環境が猫の飼育に適しているか、愛猫とどの程度コミュニケーションを取りたいかなどを考慮して、ライフスタイルなどに合った特徴を持つ猫種を選びましょう。
ブリティッシュショートヘアは、「不思議の国のアリス」のチェシャ猫で有名な、イギリス生まれの歴史ある猫です。ブリティッシュショートヘアの特徴は、下記の通りです。
飼い方のポイントは以下の通りです。
・肥満にならないように健康管理をする
ブリティッシュショートヘアは太りやすい体質のため、家の中を自由に移動できるよう配慮し、毎日少しでも遊んであげるようにしましょう。高さのあるキャットタワーは、十分な運動量の確保に役立ちます。
・猫用の防音対策をする
ブリティッシュショートヘアは騒がしい場所が苦手な猫種のため、部屋に防音シートを貼ったり、子供部屋とは遠ざけたりなどの配慮が必要です。
・こまめに水分を補給させる
ブリティッシュショートヘアは尿路結石になりやすい猫種です。寝たり食べたりする場所を中心に、水飲み場を複数用意し、十分に水分補給ができる環境を作りましょう。
・1日1回ブラッシングをする
長毛種ほどではありませんが、抜け毛が多い猫種のため、1日1回はブラッシングをしましょう。頻繁に毛を見ることで、毛玉対策につながります。
イギリス・スコットランド原産で、日本でも人気が高いスコティッシュフォールドの特徴は、下記の通りです。
・適度な運動などで健康管理をする
スコティッシュフォールドは運動量が少なく、太りやすい傾向があります。一緒に遊んだりフードを管理したりなどの健康管理は必須です。
・滑りにくいカーペットを設置する
スコティッシュフォールドは、関節炎をはじめ、骨の疾患にかかりやすいため床材などに配慮する必要があります。滑りにくいカーペットの設置など、猫に負担がかかりにくい環境を作りましょう。
・定期的にブラッシングをする
きれいな毛並みを維持するために、定期的なブラッシングは重要です。こまめなブラッシングは、毛を大量に飲み込むことが原因の毛球症の予防にもつながります。
アメリカンショートヘアは、日本では古くから「アメショ」と呼ばれている人気の猫です。アメリカンショートヘアの特徴は、下記の通りです。
・一緒にいる時間を意識的に作る
アメリカンショートヘアは人とのコミュニケーションを好むため、毎日少しの時間だけでも遊んであげましょう。ブラッシングもコミュニケーションになります。
・幼児を相手にするようなイメージを持ってしつける
アメリカンショートヘアは活発な猫種のため、留守番をさせる際は入ってほしくない場所には制限をかけ、誤食につながるものはあらかじめ片づけておくなどの工夫が必要です。また、高いところから飛び降りるなどの危険な行動も考えられるため、日頃のしつけが大切です。
マンチカンは、短い脚で歩く姿が愛らしいと人気の猫種です。マンチカンの特徴は、下記の通りです。
・積極的なコミュニケーションを心がける
マンチカンは甘えん坊な性格であり、コミュニケーションを求めます。また、太りやすい傾向があるため、適度な運動を兼ねて遊んであげるとよいでしょう。
・椎間板ヘルニアに気をつける
マンチカンは、足が短いため腰に負担がかかりやすい猫種です。足を引きずるなど、違和感があったら早めに獣医師に相談しましょう。
・周囲に人がいる場合は、目を離さないようにする
通常、猫は警戒心が強く、知らない人には近づきません。しかし、マンチカンは初対面の人にも懐く猫種のため、来客時や散歩の際は目を離さないようにしましょう。
シンガプーラは世界最小の猫であり、猫マニアに人気の種類です。シンガプーラの特徴は、下記の通りです。
・家電をはじめ、家の中に危険がないかチェックする
シンガプーラは好奇心旺盛なため、さまざまなものにちょっかいを出します。また、本能的に狭い場所に潜り込もうとするため、ドアの隙間を塞ぐ、電子レンジなどを開けっ放しにしないなどの工夫が必要です。シンガプーラは小さい箱を好むため、寝床に置いてあげるとよいでしょう。
・寝ているときはそっとしておく
シンガプーラの平均睡眠時間は15時間と長めです。シンガプーラの習性であるため、そっとしてあげましょう。
・危険なことはしないようにしつける
シンガプーラは、活発でイタズラ好きな猫です。危険行為とは知らず、突然肩に飛び乗ってくることも考えられます。ケガの危険がある行為については、しっかりとしつけましょう。
・他のペットと一緒に飼わない
シンガプーラは飼い主以外に懐かず、他のペットがいると怖がる傾向があります。シンガプーラを飼う際は、単独飼育がおすすめです。
猫には雑種と純血種の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。純血種とは公式団体が認めた猫種のことで、それ以外はすべて雑種となります。日本にいる猫の多くは雑種であり、いわゆる日本猫も雑種です。
純血種と雑種の違いは、下表の通りです。
ペットショップの多くは純血種のみ取り扱っており、実際に飼う前に猫種の特徴を解説してもらったり猫を見学したりできます。価格は雑種のほうが安く、保護猫の多くは雑種のため里親として引き取るケースもあります。
雑種と純血種で特徴は異なりますが、飼いやすさに差はありません。飼い主のライフスタイルや好みによって、飼いやすい猫は変わります。自分の住環境や求める猫のイメージをもとに、専門家と相談して決めるとよいでしょう。
初めて猫を飼うなら、短毛種で小〜中ぐらいの大きさのメス猫がおすすめです。一般的にブリティッシュショートヘア、スコティッシュフォールド、アメリカンショートヘア、マンチカン、シンガプーラが飼いやすいと言われています。
猫には雑種と純血種の2種類があり、どちらが飼いやすいかは個人の考え方によって異なります。猫種選びで悩んだときは、猫の専門家などに相談するとよいでしょう。
アニマルラインでは、犬猫のブリーダーと飼い主をつなぐ活動をしております。猫を迎え入れることを検討している人は、ぜひご相談ください。
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猫は、愛くるしい容姿から人気がある動物です。近年のペット需要の増加を受け、新たな家族として猫を迎え入れる人も増えています。しかし、猫ブームが広がる一方で、初めて猫を飼う人にとっては難しいことも多く、飼育放棄などの問題も増えているのが現状です。
そこで今回は、初めて猫を飼い始めるにあたって知っておきたい、飼いやすい猫の特徴を紹介します。また、一般的に育てやすいと言われている猫種を5つ、それぞれの特徴や選び方も解説するため、猫を飼うときの参考にしてください。
目次
1.飼いやすい猫の選び方のポイント3つ
これまでに猫を飼ったことがない初心者が飼いやすい猫を選ぶ際は、次のポイントを意識しましょう。
・性別はメスを選ぶ
メス猫はオス猫に比べておとなしく、自立している傾向があります。好みは分かれますが、好奇心旺盛でイタズラ好きな傾向があるオスは手に余ることが多いです。初めて猫を飼うなら、オス猫よりもメス猫を選ぶとよいでしょう。
・短毛の猫を選ぶ
初心者なら、短毛の猫のほうが飼いやすいでしょう。ブラッシングや抜け毛の世話など、お手入れの手間が大きく変わるためです。毛の長さだけではなく、手間をどれだけかけられるかを考えて選びましょう。例えば、毛並みが美しいペルシャ猫は長毛猫であり、お手入れが大変なことでも有名です。なお、いずれにしても抜け毛はあるため、衣服やカーペットに毛がつくことは覚悟しておく必要があります。
・小型の猫を選ぶ
成長してもあまり大きくならない猫のほうが飼いやすいと言われています。大型猫を飼うためには広いスペースを用意する必要があり、抱っこしたり遊んだりするときにかかる負担も大きくなります。特に子猫を飼う際には、成猫がどのくらいの大きさかを把握しておきましょう。
2.飼いやすい猫種5選|特徴・飼い方のポイントも
ここでは、猫をこれまでに飼ったことがない、猫初心者でも比較的飼いやすい猫種について紹介します。
猫種によって特徴や育て方のポイントが異なるため、自分の住環境が猫の飼育に適しているか、愛猫とどの程度コミュニケーションを取りたいかなどを考慮して、ライフスタイルなどに合った特徴を持つ猫種を選びましょう。
2-1.ブリティッシュショートヘア
ブリティッシュショートヘアは、「不思議の国のアリス」のチェシャ猫で有名な、イギリス生まれの歴史ある猫です。ブリティッシュショートヘアの特徴は、下記の通りです。
飼い方のポイントは以下の通りです。
・肥満にならないように健康管理をする
ブリティッシュショートヘアは太りやすい体質のため、家の中を自由に移動できるよう配慮し、毎日少しでも遊んであげるようにしましょう。高さのあるキャットタワーは、十分な運動量の確保に役立ちます。
・猫用の防音対策をする
ブリティッシュショートヘアは騒がしい場所が苦手な猫種のため、部屋に防音シートを貼ったり、子供部屋とは遠ざけたりなどの配慮が必要です。
・こまめに水分を補給させる
ブリティッシュショートヘアは尿路結石になりやすい猫種です。寝たり食べたりする場所を中心に、水飲み場を複数用意し、十分に水分補給ができる環境を作りましょう。
・1日1回ブラッシングをする
長毛種ほどではありませんが、抜け毛が多い猫種のため、1日1回はブラッシングをしましょう。頻繁に毛を見ることで、毛玉対策につながります。
2-2.スコティッシュフォールド
イギリス・スコットランド原産で、日本でも人気が高いスコティッシュフォールドの特徴は、下記の通りです。
飼い方のポイントは以下の通りです。
・適度な運動などで健康管理をする
スコティッシュフォールドは運動量が少なく、太りやすい傾向があります。一緒に遊んだりフードを管理したりなどの健康管理は必須です。
・滑りにくいカーペットを設置する
スコティッシュフォールドは、関節炎をはじめ、骨の疾患にかかりやすいため床材などに配慮する必要があります。滑りにくいカーペットの設置など、猫に負担がかかりにくい環境を作りましょう。
・定期的にブラッシングをする
きれいな毛並みを維持するために、定期的なブラッシングは重要です。こまめなブラッシングは、毛を大量に飲み込むことが原因の毛球症の予防にもつながります。
2-3.アメリカンショートヘア
アメリカンショートヘアは、日本では古くから「アメショ」と呼ばれている人気の猫です。アメリカンショートヘアの特徴は、下記の通りです。
飼い方のポイントは以下の通りです。
・一緒にいる時間を意識的に作る
アメリカンショートヘアは人とのコミュニケーションを好むため、毎日少しの時間だけでも遊んであげましょう。ブラッシングもコミュニケーションになります。
・幼児を相手にするようなイメージを持ってしつける
アメリカンショートヘアは活発な猫種のため、留守番をさせる際は入ってほしくない場所には制限をかけ、誤食につながるものはあらかじめ片づけておくなどの工夫が必要です。また、高いところから飛び降りるなどの危険な行動も考えられるため、日頃のしつけが大切です。
2-4.マンチカン
マンチカンは、短い脚で歩く姿が愛らしいと人気の猫種です。マンチカンの特徴は、下記の通りです。
飼い方のポイントは以下の通りです。
・積極的なコミュニケーションを心がける
マンチカンは甘えん坊な性格であり、コミュニケーションを求めます。また、太りやすい傾向があるため、適度な運動を兼ねて遊んであげるとよいでしょう。
・椎間板ヘルニアに気をつける
マンチカンは、足が短いため腰に負担がかかりやすい猫種です。足を引きずるなど、違和感があったら早めに獣医師に相談しましょう。
・周囲に人がいる場合は、目を離さないようにする
通常、猫は警戒心が強く、知らない人には近づきません。しかし、マンチカンは初対面の人にも懐く猫種のため、来客時や散歩の際は目を離さないようにしましょう。
2-5.シンガプーラ
シンガプーラは世界最小の猫であり、猫マニアに人気の種類です。シンガプーラの特徴は、下記の通りです。
飼い方のポイントは以下の通りです。
・家電をはじめ、家の中に危険がないかチェックする
シンガプーラは好奇心旺盛なため、さまざまなものにちょっかいを出します。また、本能的に狭い場所に潜り込もうとするため、ドアの隙間を塞ぐ、電子レンジなどを開けっ放しにしないなどの工夫が必要です。シンガプーラは小さい箱を好むため、寝床に置いてあげるとよいでしょう。
・寝ているときはそっとしておく
シンガプーラの平均睡眠時間は15時間と長めです。シンガプーラの習性であるため、そっとしてあげましょう。
・危険なことはしないようにしつける
シンガプーラは、活発でイタズラ好きな猫です。危険行為とは知らず、突然肩に飛び乗ってくることも考えられます。ケガの危険がある行為については、しっかりとしつけましょう。
・他のペットと一緒に飼わない
シンガプーラは飼い主以外に懐かず、他のペットがいると怖がる傾向があります。シンガプーラを飼う際は、単独飼育がおすすめです。
3.【飼いやすい猫】雑種と純血種の違い
猫には雑種と純血種の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。純血種とは公式団体が認めた猫種のことで、それ以外はすべて雑種となります。日本にいる猫の多くは雑種であり、いわゆる日本猫も雑種です。
純血種と雑種の違いは、下表の通りです。
ペットショップの多くは純血種のみ取り扱っており、実際に飼う前に猫種の特徴を解説してもらったり猫を見学したりできます。価格は雑種のほうが安く、保護猫の多くは雑種のため里親として引き取るケースもあります。
雑種と純血種で特徴は異なりますが、飼いやすさに差はありません。飼い主のライフスタイルや好みによって、飼いやすい猫は変わります。自分の住環境や求める猫のイメージをもとに、専門家と相談して決めるとよいでしょう。
まとめ
初めて猫を飼うなら、短毛種で小〜中ぐらいの大きさのメス猫がおすすめです。一般的にブリティッシュショートヘア、スコティッシュフォールド、アメリカンショートヘア、マンチカン、シンガプーラが飼いやすいと言われています。
猫には雑種と純血種の2種類があり、どちらが飼いやすいかは個人の考え方によって異なります。猫種選びで悩んだときは、猫の専門家などに相談するとよいでしょう。
アニマルラインでは、犬猫のブリーダーと飼い主をつなぐ活動をしております。猫を迎え入れることを検討している人は、ぜひご相談ください。
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