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犬に比べて世話の負担が少なく、マンションや狭いワンルームなどでも飼いやすい猫は、ペットとして人気が高まっています。中でもマンチカンは、丸い頭と短い手足が愛らしく、人懐っこい性格が多くの飼い主から親しまれています。
マンチカンは初めて猫を飼う人にもおすすめと言われていますが、正しいお世話の方法がわからず頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。
当記事では、飼う前に知っておくと役立つマンチカンの特徴と、飼い方のポイントを解説します。
目次
マンチカンはセミコビーと呼ばれるボディタイプに分類され、セミコビーには次のような特徴が見られます。
胴長短足でよちよちと歩く姿が可愛いマンチカンは、遺伝の性質から数多くの毛色や種類があります。マンチカンは遺伝の性質から注意が必要な病気があるため、実際にマンチカンを飼う際には、あらかじめ身体的特徴などを把握しておきましょう。
ここでは、マンチカンの性格・飼いやすさや、大きさ・毛色の種類、注意する病気、価格相場など、特徴について詳しく説明します。
マンチカンの性格は品種や性別によって異なり、以下のような特徴が挙げられます。
■性別による性格の違い
■品種による性格の違い
温厚で親しみやすい性格のマンチカンは扱いやすく、初めて猫を飼う人も安心です。また、多頭飼いする場合も他の猫と馴染みやすいため、飼いやすい猫種であると言えます。
マンチカンの成猫の大きさは、下記の通りです。マンチカンはオスのほうが1kg程度大きい傾向があります。
■マンチカンの成猫の大きさ
マンチカンの足のタイプには「スタンダード(長足)」「スーパーショート(中足)」「ラグハガー(短足)」の3種類があります。マンチカンの足の長さは遺伝によって異なり、スタンダードの場合は10cm程度の長さです。
マンチカンの毛色は次の7種類があり、カラーの混ざり具合や比率などによって見え方が若干異なります。7種類の中でも人気の色は、クリーム系です。
■毛色の種類と特徴
また、マンチカンは他種とのかけ合わせで生まれた混血種のため、親によってさまざまな特徴を持っており、被毛や毛色の種類も多様です。被毛とは、オーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)で覆われたダブルコートのことで、長毛タイプと短毛タイプに分けられます。
■被毛の種類
マンチカンの平均寿命は11〜13年と、一般的な猫の平均よりやや短い傾向です。愛猫に元気で長生きしてもらうためには、普段の健康管理が大切です。短い手足や長毛種ゆえにかかりやすい病気もあります。
マンチカンの注意が必要な病気と主な症状は、次の通りです。
椎間板ヘルニアの予防には、肥満に気を付けることが重要です。足や背中への負担を減らすことで椎間板ヘルニアの発症確率が下がるでしょう。
また、日頃から定期的に毛玉の手入れやトリミングをしたり、動物病院で受診したりすることで、毛球症や外耳炎などの病気を防ぐことにもつながります。
マンチカンを買う場合、次の3つの方法があります。
ペットショップにおけるマンチカンの価格相場は、約20万〜35万円です。ペットショップは自由に見学できる他、購入と同時にペット保険に加入できるメリットがあります。一方、入手元や流通過程が不明であったり、伝染病に感染している恐れがあったりするため注意が必要です。
購入方法はペットショップ以外にも、ブリーダーからの直販があります。ブリーダーは専門知識が豊富で、健康状態のよい猫を紹介してくれるため、遺伝病のリスクが低く購入先として最適です。優良なブリーダーを見分けるポイントは、動物取扱業登録番号を持っていること、見学に快く応じてくれることの2つです。
また、殺処分されてしまう猫を減らす手助けとして、里親制度を利用し保護猫を引き取るという選択もあります。どの入手方法においても、家族として迎え入れた猫を最期まで愛情深く育てていく心構えをしておきましょう。
マンチカンを飼うにあたっては、以下の4つのポイントを押さえましょう。
・運動できる場所を作って肥満を防ぐ
マンチカンは体格と体質から太りやすく、肥満がもとでヘルニアなどの病気になりやすいです。肥満を防ぐ方法として、室内に運動できるスペースを作り、積極的に運動させることが大切です。活発で人懐っこいマンチカンは遊ぶのが大好きなため、猫じゃらし・けりぐるみなどのおもちゃで一緒に遊んであげると喜びます。
・低めのキャットタワーを置く
マンチカンは運動能力に優れているものの、足が短くジャンプ力では平均的な猫に劣ります。そのため、マンチカンにキャットタワーは不要と思いがちです。しかし、高いところから景色を眺められる安息の場所を作ることで、猫にとってより快適な飼育環境になります。キャットタワーを購入する際は、低めでステップ間隔の狭いものを選ぶことがポイントです。
・壊れやすいもの・誤飲しやすいものは置かない
好奇心旺盛なマンチカンは何にでも興味を持ち、動くものを追いかけて突っ走ることもあります。そのため、割れやすいガラス・陶器類や、誤飲しやすいコイン・輪ゴム・ボタンなどは、ケガや事故につながりかねません。壊れやすいものや誤飲の恐れがある小さなものは、周囲に置かないようにしましょう。
・年齢や目的に合わせてフードを与える
太りやすい傾向があるマンチカンの健康維持には、高タンパク低カロリーで栄養バランスの整ったフードが不可欠です。給餌量は下記の表を目安にしてください。
成猫のカロリー消費量は子猫に比べ1/3程度に落ちるため、量と回数を減らすことで肥満を防ぎます。
マンチカンは、1983年にアメリカのルイジアナ州で発見された、手足の短い野良猫がルーツと言われています。
トラック下で生活していた野良猫は周囲からブラックベリーと呼ばれており、発見当時妊娠していました。生まれた手足の短い子猫と足の長い猫と交配させたところ手足の短い猫が誕生し、本格的な育種が始まりました。
突然変異による遺伝子疾患や免疫力への懸念から近親交配は避けられていましたが、1995年にTICAから公式の猫種認定を受けました。2003年にはチャンピオンシップ・ステータスを与えられ、ショー・キャットとしても高く評価されています。
英語で「小さい人・子ども」を意味する「munchkin」(マンチキン)が、マンチカンの名前の由来とされています。
今回は、マンチカンの性格や毛種、注意する病気、価格相場といった特徴から、飼い方のポイント、歴史までを解説しました。種類が豊富で親しみやすいマンチカンは、初めて猫を飼う人にもおすすめの猫種です。
アニマルラインは、里親になりたい人と保護犬猫たちをつなぐマッチングサイトです。ブリーダー、動物保護団体、ペットオーナー様に寄り添った支援とサポートを行っています。ペットを迎える方法の1つの選択肢としてお役立てください。
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犬に比べて世話の負担が少なく、マンションや狭いワンルームなどでも飼いやすい猫は、ペットとして人気が高まっています。中でもマンチカンは、丸い頭と短い手足が愛らしく、人懐っこい性格が多くの飼い主から親しまれています。
マンチカンは初めて猫を飼う人にもおすすめと言われていますが、正しいお世話の方法がわからず頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。
当記事では、飼う前に知っておくと役立つマンチカンの特徴と、飼い方のポイントを解説します。
目次
1.マンチカンの特徴は?
マンチカンはセミコビーと呼ばれるボディタイプに分類され、セミコビーには次のような特徴が見られます。
胴長短足でよちよちと歩く姿が可愛いマンチカンは、遺伝の性質から数多くの毛色や種類があります。マンチカンは遺伝の性質から注意が必要な病気があるため、実際にマンチカンを飼う際には、あらかじめ身体的特徴などを把握しておきましょう。
ここでは、マンチカンの性格・飼いやすさや、大きさ・毛色の種類、注意する病気、価格相場など、特徴について詳しく説明します。
1-1.マンチカンの性格・飼いやすさ
マンチカンの性格は品種や性別によって異なり、以下のような特徴が挙げられます。
■性別による性格の違い
■品種による性格の違い
温厚で親しみやすい性格のマンチカンは扱いやすく、初めて猫を飼う人も安心です。また、多頭飼いする場合も他の猫と馴染みやすいため、飼いやすい猫種であると言えます。
1-2.マンチカンの大きさ
マンチカンの成猫の大きさは、下記の通りです。マンチカンはオスのほうが1kg程度大きい傾向があります。
■マンチカンの成猫の大きさ
約3kg(メス)
マンチカンの足のタイプには「スタンダード(長足)」「スーパーショート(中足)」「ラグハガー(短足)」の3種類があります。マンチカンの足の長さは遺伝によって異なり、スタンダードの場合は10cm程度の長さです。
1-3.マンチカンの毛色の種類
マンチカンの毛色は次の7種類があり、カラーの混ざり具合や比率などによって見え方が若干異なります。7種類の中でも人気の色は、クリーム系です。
■毛色の種類と特徴
また、マンチカンは他種とのかけ合わせで生まれた混血種のため、親によってさまざまな特徴を持っており、被毛や毛色の種類も多様です。被毛とは、オーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)で覆われたダブルコートのことで、長毛タイプと短毛タイプに分けられます。
■被毛の種類
1-4.マンチカンの注意が必要な病気
マンチカンの平均寿命は11〜13年と、一般的な猫の平均よりやや短い傾向です。愛猫に元気で長生きしてもらうためには、普段の健康管理が大切です。短い手足や長毛種ゆえにかかりやすい病気もあります。
マンチカンの注意が必要な病気と主な症状は、次の通りです。
椎間板ヘルニアの予防には、肥満に気を付けることが重要です。足や背中への負担を減らすことで椎間板ヘルニアの発症確率が下がるでしょう。
また、日頃から定期的に毛玉の手入れやトリミングをしたり、動物病院で受診したりすることで、毛球症や外耳炎などの病気を防ぐことにもつながります。
1-5.マンチカンの価格相場
マンチカンを買う場合、次の3つの方法があります。
ペットショップにおけるマンチカンの価格相場は、約20万〜35万円です。ペットショップは自由に見学できる他、購入と同時にペット保険に加入できるメリットがあります。一方、入手元や流通過程が不明であったり、伝染病に感染している恐れがあったりするため注意が必要です。
購入方法はペットショップ以外にも、ブリーダーからの直販があります。ブリーダーは専門知識が豊富で、健康状態のよい猫を紹介してくれるため、遺伝病のリスクが低く購入先として最適です。優良なブリーダーを見分けるポイントは、動物取扱業登録番号を持っていること、見学に快く応じてくれることの2つです。
また、殺処分されてしまう猫を減らす手助けとして、里親制度を利用し保護猫を引き取るという選択もあります。どの入手方法においても、家族として迎え入れた猫を最期まで愛情深く育てていく心構えをしておきましょう。
2.マンチカンの飼い方のポイント
マンチカンを飼うにあたっては、以下の4つのポイントを押さえましょう。
・運動できる場所を作って肥満を防ぐ
マンチカンは体格と体質から太りやすく、肥満がもとでヘルニアなどの病気になりやすいです。肥満を防ぐ方法として、室内に運動できるスペースを作り、積極的に運動させることが大切です。活発で人懐っこいマンチカンは遊ぶのが大好きなため、猫じゃらし・けりぐるみなどのおもちゃで一緒に遊んであげると喜びます。
・低めのキャットタワーを置く
マンチカンは運動能力に優れているものの、足が短くジャンプ力では平均的な猫に劣ります。そのため、マンチカンにキャットタワーは不要と思いがちです。しかし、高いところから景色を眺められる安息の場所を作ることで、猫にとってより快適な飼育環境になります。キャットタワーを購入する際は、低めでステップ間隔の狭いものを選ぶことがポイントです。
・壊れやすいもの・誤飲しやすいものは置かない
好奇心旺盛なマンチカンは何にでも興味を持ち、動くものを追いかけて突っ走ることもあります。そのため、割れやすいガラス・陶器類や、誤飲しやすいコイン・輪ゴム・ボタンなどは、ケガや事故につながりかねません。壊れやすいものや誤飲の恐れがある小さなものは、周囲に置かないようにしましょう。
・年齢や目的に合わせてフードを与える
太りやすい傾向があるマンチカンの健康維持には、高タンパク低カロリーで栄養バランスの整ったフードが不可欠です。給餌量は下記の表を目安にしてください。
成猫のカロリー消費量は子猫に比べ1/3程度に落ちるため、量と回数を減らすことで肥満を防ぎます。
3.マンチカンの歴史
マンチカンは、1983年にアメリカのルイジアナ州で発見された、手足の短い野良猫がルーツと言われています。
トラック下で生活していた野良猫は周囲からブラックベリーと呼ばれており、発見当時妊娠していました。生まれた手足の短い子猫と足の長い猫と交配させたところ手足の短い猫が誕生し、本格的な育種が始まりました。
突然変異による遺伝子疾患や免疫力への懸念から近親交配は避けられていましたが、1995年にTICAから公式の猫種認定を受けました。2003年にはチャンピオンシップ・ステータスを与えられ、ショー・キャットとしても高く評価されています。
英語で「小さい人・子ども」を意味する「munchkin」(マンチキン)が、マンチカンの名前の由来とされています。
まとめ
今回は、マンチカンの性格や毛種、注意する病気、価格相場といった特徴から、飼い方のポイント、歴史までを解説しました。種類が豊富で親しみやすいマンチカンは、初めて猫を飼う人にもおすすめの猫種です。
アニマルラインは、里親になりたい人と保護犬猫たちをつなぐマッチングサイトです。ブリーダー、動物保護団体、ペットオーナー様に寄り添った支援とサポートを行っています。ペットを迎える方法の1つの選択肢としてお役立てください。
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